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初心者から本物の中国語を身につけたい方へ

2010年09月03日

中国語と英語は似ている

中国語と英語は似ている

私がマスターした20ヶ国語の中で、一番動詞の地位が低いのが日本語です。
日本語における動詞の地位の低さは、世界トップレベルと言えるでしょう。

「中国語と英語は似ている」

という話をあなたも聞いたことがありませんか?

これは通常、文法上の単語の並び順が中国語と英語で似ている
ということを表現していますが、
それ以上に重要なのは、


ということを示唆している点にあります。

日本語も中国語も、漢字を使用しているので、似ている言語と思われがちです。
しかし日本語と中国語は、言語系統そのものが違うのです。
詳しく説明しますと、日本語がどのような言語系統に属するのかは実は謎で、
厳密には定められていません。
しかし一般的に「ウラル・アルタイ諸語」といわれる言語と
語順・文法規則などの面で似ている点が多いと言われています。

それに対して、中国語は明確に「シナ・チベット言語」という言語に
属することがわかっています。

勘違いされがちなポイントで、重要ですのでもう一度言いますが、
日本語と中国語は言語系統が違います。
漢字が似ているからといって、中国語が習得しやすいかと言えば、
まったくそうではありません。

むしろ、ここが大きな落とし穴になります。
中国語と日本語は漢字が似ているから簡単?


と思って始めると、とんでもないことになります。

逆に言ってしまうと、漢字を見ただけで何となくわかった気分に
なってしまうので、中国語の理解力が全く向上しない、
というありがたくない落とし穴にはまってしまうことになるでしょう。

ハッキリ言ってしまえば、これは中国語を「デタラメ読み」しているだけです。

当然ながら、「デタラメ読み」では文章力どころか
スピーキングやリスニングは一切向上しません。

まったく漢字の読めない英語圏の人が、
日本人よりも中国語のスピーキングやリスニングの習得が早い
ということから考えても、漢字が読めることは正しく利用しないと、
全くのデメリットになりかねません。

漢字があるからといって、中国語と日本語は全く別物、
ということを必ず心に刻み込んでください。

英語圏の人のほうが、中国語のスピーキングやリスニングの習得が
早いと書きましたが、これには重大な理由があります。

それは前述した、動詞です。
そして日本語を母国語とする人は、動詞の使い方に慣れていないのです。

これは、私が語学学校などで学んだわけではなく、
誰も正面から指摘していない事実です。

強いて言えば、昔NHKラジオのビジネス英語のテキストで、
「英語をキャリアに活かしている日本人」として紹介されていた方が、
本の片隅のコラムで「日本人は名詞に強く、動詞に弱いようですね」
とさらりと紹介されていたくらいです。

私もその時は全く気にも留めていなかったのですが、
多言語の翻訳作業をしているうちに、外国語における動詞の重要性は
仮説から確信に変わりました。

まず、日本語では動詞の種類が中国語をはじめ他の言語に比べて、
極端に少ないのです。

中国語や英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語などで
動詞1語で表せることが、
日本語ではそれに対応する動詞が存在しないことが多いのです。

では、日本語では動詞の代わりに何が主に使われているのでしょうか?

それは、


そうなんです。

おそらくあなたは意識していないと思いますが、

日本人は形容詞が大好きなんです。

さらに、皮肉にも中国語の漢字2語の名詞の影響もあって
「名詞」が動詞のような役割を果たすことも多いのです。

日本語においては名詞は「体言(たいげん)」として文の主語に
くることが多いですね。

(体言:単語の一類。自立語の中で活用がなく、主語となりうるもの。)

これに対して形容詞は、「用言」つまり活用する言葉であり、
単独で文の「述語」となることができます。

(用言:自立語のうち、活用があり、単独で述語となりうるもので、
事物の動作・存在・性質・状態を叙述するもの。)

もちろん形容詞は名詞を修飾する場合もありますが、
主語のあとの助詞に続いて述語となることも多いですよね。

他方、日本語では動詞も「用言」つまり活用する言葉としてとらえられ、
例外的な場合を除いてはやはり「述語」として文の最後のほうにきます。

日本語は形容詞が動詞と同等の機能を持つという、
世界の中でも非常にマイナーな文法的特徴を持っています。

さらに、日本語ではしばしば形容詞が動詞にとってかわってしまうのです。

言い換えると、

他の言語では動詞を使って表現することを
日本語では形容詞で自然に表現できることが多いのです。

つまり、私たちが母語として使っている日本語には、


という特徴があるといえます。

例えば次の文、

「田中さんは足が速い。」

この文はそのままの形では中国語や英語には訳せません。

よ〜く考えてみると・・・、そう。

動詞がないんです!

動詞の代わりに、 「速い」という形容詞を使って表しています。

これを中国語に直すと、


となり、「走(行く)」という動詞を使っています(しかも2個も!)

もう一つ例をあげると、

「山田さんは歌が上手い」

という文も、「上手い」という形容詞で表しており、動詞は入っていません。

中国語で言うと


となり、「唱」という動詞が入っていますね。

さらに付け加えると、日本語の場合には中国から入ってきた漢字2字の名詞
(例えば 「勉強」「学習」など)を、「勉強する」「学習する」のように
活用して、名詞を動詞として使用してしまうことも非常に多いのです。

このように日本語では、中国語で動詞で表現することを、形容詞や
名詞で代用してしまうことがとても多いのです。
日本人が中国語のみならず、なかなか英語を身につけられないのも
実はこの「動詞を使いこなすクセがない」点に問題が あるのです。

そして私は、文章を見るとまず「動詞」をマークすることにしました。

これにより、私の中国語習得速度は飛躍的にアップすることになったのです。
そして、その後10ヶ国語以上をわずか4年で習得したというのは、前述のとおりです。
posted by 中国語 at 20:41| 北京 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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